美容サロン経営コラム

美容サロン経営コラムVol.23 新卒採用大作戦!ー体験入店編



登場人物

まどかコーチ

元ネイリストの経営コンサルタント。神出鬼没だが、MON PREFERENCEの経営サポートを担っている。カナさんの紹介で、Bonheur(ボヌール)もサポートすることに。
橋本さん

カナさんが働くヘアサロンBonheur(ボヌール)のオーナー社長。3店舗を経営しており、トップスタイリストとして接客もこなす。
カナさん

橋本さんが経営するヘアサロンBonheur(ボヌール)に併設されているネイルブースで働くネイリスト。あおいちゃんのネイルスクール同期。

橋本さん、学生向けに体験入店の制度を導入してみて、評判はどうですか?

やっぱり興味をもって来てくれているわけだから、ここで嫌われたくないって思っちゃうんだよね。考えすぎてどう接していいかわからなくなってしまうんだよ。

橋本さんはとても従業員を大切にされていますし、だからこそカナさんみたいに楽しそうに働いているスタッフがたくさんいるじゃないですか。学生には、それが伝われば十分なんです。

そうですよ、社長! いつもどおりでいいんですよ。体験入店がある度にあんなに気を遣っていたら、橋本さんの身がもたないです。

カナちゃんの言うとおりです。そもそも体験入店の目的はなんでしたっけ?

アルバイト業務を通じて、仕事仲間として他のスタッフとコミュニケーションを取ることでBonheur(ボヌール)を知ってもらうこと。客層やサロンワークの流れなどを把握してもらうことかな。

まさにおっしゃるとおりです! 働くうえでもっとも大事なのは、人間関係を含めた職場環境です。現時点で不十分な点があってもいいんです。大事なのは、風通しのいい職場であることや、従業員の意見を反映させながらよりよい環境づくりを進めているんだということが伝わることなんです。

社長が私たちのことをちゃんと考えてくれているから、皆んなも他のスタッフのことを考えられていて、それがBonheur(ボヌール)のいいところだと思うんです。いつもどおりのサロンワークをしていれば、学生にもそれが十分伝わると思います。

体験入店の後のフォローアップも大事ですよ。学生の立場から率直な感想を言ってもらうことで、新たな気づきがあるはずですから。それに、学生だってきちんと話を聞いてくれるサロンに魅力を感じるはずです。

フォローアップか! そこまで考えられていなかったなぁ。でも、僕が聞いたところで正直に話してくれるのかなぁ?

それは難しいです。だから、入社して2〜3年ぐらいのスタッフに任せるといいんです。具体的なやり方をレクチャーしますから、学生ファンを地道に増やしていきましょう!

よーし。採用活動のためなら、僕はなんでもやってやるぞ! 目標人数は10人だ!

社長、多すぎです。

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