美容サロン経営コラム

美容サロン経営コラムVol.32 コストを抑えた保育士付キッズスペース設置で、子育てママを囲い込もう!



登場人物

まどかコーチ

元ネイリストの経営コンサルタント。神出鬼没だが、MON PREFERENCEの経営サポートを担っている。カナさんの紹介で、Bonheur(ボヌール)もサポートすることに。
橋本さん

カナさんが働くヘアサロンBonheur(ボヌール)のオーナー社長。3店舗を経営しており、トップスタイリストとして接客もこなす。
カナさん

橋本さんが経営するヘアサロンBonheur(ボヌール)に併設されているネイルブースで働くネイリスト。あおいちゃんのネイルスクール同期。

ヘアサロンのキッズスペース需要って、結構あるものですか?

それは、もちろん! 地域によっても差があって、頼れる親戚や友人がいないケースが多い都市部では特に需要は高いわね。

僕の同期のサロンでは、キッズスペースも保育士も用意していないけど、小さなお子様連れでも他のスタッフが遊び相手になって工夫しているみたいだよ。

そういうサロンも、もちろんあります。昔ながらの美容室なんかは、自然とお子さま連れを受け入れる体制ができているところが多いですよね。ただ、セット面が5つ以上あるような規模感の店舗になると、他のお客さまにも配慮した対応がより重要になってきますよね。

実際のところ、キッズスペースにどの程度の広さが必要で、保育士さんもどう確保すればいいか、さっぱりわからないんだよね。でも、やりたい!

ヘアサロンは、キッズ専用でもない限りお子さまが一度にたくさん押し寄せることはないですから、ミニマムで十分です。レイアウトは、サロンワークの作業動線などを優先し、キッズスペースは安全性さえ確保できていれば、デッドスペースのようなところでも構いません。とはいえ、地域によって違いもあるので、内装工事の前に、保健所などに事前相談することをおすすめします。

そうだね。キッズスペースはあくまで付随的なサービスだから、作業スペースの邪魔になるようなことがあってはいけないね。でも、親御さんからしたら、目の行き届く近くに我が子がいないと不安にならないかな?

そこで保育士さんの登場ですよ! 結婚・出産などを機に、保育の仕事から離れている休眠保育士はたくさんいます。当初は、例えば週に1回程度保育士さんに来てもらう曜日を決めて、その日に保育を希望する方のご予約を誘導するという方法もあります。少ない稼働日・稼働時間なら、保育士さんに納得していただける時給をお出しできるし、ご本人が希望するならキッズスペースに保育士さんのお子さんも連れて来てもらって、一緒に遊ばせながら働いてもらえばいいじゃないですか。好条件なので、求人を出せば意外とすぐに応募があると思いますよ。

確かに、保育士さんにみてもらえるなら、ママも安心してサービスが受けられますね! そんなサロン、この辺ではまだないですよ、きっと! ネイルのお客さまで出産後来れなくなってしまったお客さまに、新店をご紹介したいです。

よし! 史上最強のサロンをつくってみせるぞっ!

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