美容サロン経営コラム

美容サロン経営コラムVol.37 サロン経営のやってはいけないー待ち時間編



登場人物

まどかコーチ

元ネイリストの経営コンサルタント。神出鬼没だが、MON PREFERENCE(モンペレフェレ)の経営サポートを担っている。カナさんの紹介で、Bonheur(ボヌール)もサポートすることに
あおいちゃん

ネイル&アイラッシュサロンMON PREFERENCE(モンペレフェレ)のサロンオーナーで、ネイリスト。開店から6カ月たち、様々な悩みが浮上中。コーチからのアドバイスの元、売上アップのために奮闘中!
あみちゃん

MON PREFERENCEのネイリスト兼アイリスト。あおいちゃんの高校の後輩で、愛されキャラの頑張り屋さん。

ご予約自体は多少時間に余裕を持たせてとっているつもりでも、プラスαのメニューをおすすめしたり遅れていらっしゃるお客さまの対応したりで、後のお客さまをお待たせしてしまうことが増えちゃってるんです。

サロンあるあるよね。確かにひと昔前であれば、ご予約時間を過ぎてお客さまをお待たせしてしまっても、それが当たり前みたいなところがあったわよね。でも、ネット予約などの普及によって、お客さまも隙間時間やたまたま体が空いた時間にご来店する機会が増えているでしょう? 顧客嗜好やライフスタイルも多様化して、時間の使い方そのものに敏感になっている人は確実に増えていて、その分待ち時間に対してもシビアになっているのは間違いないわよね。

最近は、病院もネット予約の時代ですもんね。病院こそ、昔は「1時間や2時間待っても当たりまえ」だったけど、最近はネットの診療予約に対応しているクリニックを選べば、待ち時間の目安なども確認できて、ほとんど待たせされることがなくなりました。

そうなのよ! だからこそ、美容サロンにおいても認識を改めて、時間どおりにお客さまをお迎えし送り出すことを強く意識しなくてはならないわよね。

猛反省です。考えてみれば、ご予約ってお客さまとサロンのお約束なんですよね。それなのに、遅刻されてきたお客さまに対しても、売上のこともあってなるべくご予約どおりのメニューを提供しなくてはと思ってしまって、それで他のお客さまにご迷惑をおかけすることになってしまっているなんて、本末転倒ですよね。

そうね。サロン経営においては、実はもっとも大切な要素である「信用」や「信頼」を大事にしてくれるお客さまに、「安心」して通い続けてもらえるようなサロンでありたいわよね。そのためには、「待ち時間」のような「不満要素」を、どれだけ取り除くことができるかが重要よ。

そうですね。お客さまにストレスを与えるような対応はNGですよね。細心の注意を払って、サロンワークに励みます!

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